廃車手続きにかかる日数は?廃車の流れを徹底解説

ご自宅の車を廃車にするとき、廃車手続きの種類によってかかる日数が異なります。それぞれの手続きにかかる日数と、なぜそれだけ日数がかかるのか、行う作業や手順・流れを交えて詳しく解説していきます。これから廃車手続きをする、という方は参考にしてください。

廃車の種類とそれぞれかかる日数

廃車には、一度車を使えなくするものの、申請すれば再度使えるようになる「一時抹消登録」と、解体・スクラップして二度と使えない状態にする「永久抹消登録」の2種類あります。一時抹消登録は、海外赴任や旅行、入院など長期間使用しない場合に有効です。後者の永久抹消登録は事故・水没による不動車の処分で、一般的にはこちらの方が有名ですね。
さて、それぞれかかる日数ですが、一時抹消登録は当日(1日)〜3日であるのに対し、永久抹消登録は3日〜10日かそれ以上かかる場合もあります。この2つの日数の違いは、永久抹消登録が一時抹消登録に比べ、ひとつ作業が多いことに起因しています。抹消登録手続き前に、解体作業が必要なため、どうしても時間がかかります。

手順を見てみよう・一時抹消登録

まず、一時抹消登録に必要な作業を見ていきましょう。再度使用することを想定した「言わば使用廃止ではなく使用停止の申請」であるため、当然ながら解体作業は必要ありません。必要な物理作業は前後2枚のナンバープレートの取り外しのみです。ちなみに、ナンバープレートはドライバーひとつあれば自宅で簡単に行うことができます。もちろん、民間で勝手に取り外しても違法ではありません。
次に行うのは手続きです。運輸支局にて手続きを行うのですが、その際持参するのは車検証・印鑑・印鑑証書、そしてナンバープレート2枚です。運輸支局では、窓口で受け取る手数料納付書に必要事項を記入して、手数料350円分の印紙を窓口で購入して手数料納付書に貼り、返納窓口にてナンバープレートを返納して返納確認印を押印してもらうだけです。実作業自体は1日で終わることも珍しくありません。

手順を見てみよう・永久抹消登録

永久抹消登録の場合、手続きに行く前にかなり準備が必要です。何しろ、解体作業を完遂してからでないと手続きができないからです。解体業者に解体を依頼して、解体が完了するまで、数日から1〜2週間かかることもあります。ナンバープレートを返却してもらうこと、そして解体報告記録がなされた日と移動報告番号を忘れないようにメモしておくこと(手続きの際に必要です)を忘れないようにしましょう。
解体が完了したら、あとは一時抹消登録とほとんど同じです。運輸支局に赴いて、ナンバープレートを返納したり、必要書類を配布してもらって、記入して提出するという手続き作業は、1日で終了します。
一時抹消登録と比べ、時間がかかるのは解体・スクラップ作業のタイムラグ分です。この日数を想定した上でスケジュールを組んでください。ちなみに、解体作業が終わったら15日以内に手続きを済ませなければならないので注意してください。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

新着エントリー

事故車のアライメントの完全な直し方 : 愛車でのドライブ中、なんだか運転感覚が違う、シックリ来ないという経験はないでしょうか? 実...カテゴリ:廃車の疑問
バイクの廃車手続きの仕方 : 「バイクの廃車の手続きって難しいのだろうか・・・」「手続方法にはどのようなものがあるのか」...カテゴリ:廃車手続き方法
廃車時にナンバープレートは残せるの? : 今まで愛用していた車を手放す際、思い出にナンバープレートを残したいという方も大勢いらっしゃ...カテゴリ:廃車の疑問
CONTENTS TOP ↑