廃車に忘れ物が結構ある?廃車時注意すべきポイント
車を廃車にするとき、注意しなければならないのは物の置き忘れです。たとえば、ダッシュボードになにげなく入れておいたものがあり、取り忘れたままディーラーに車両を渡してしまうと、最終的に解体工場でスクラップと一緒になって廃棄されてしまいます。では、具体的に車両のどの辺になにを忘れやすいのでしょうか。
ダッシュボードの隅に小さな物がそのままになっているケース
まず、一番注意しなければならないのはダッシュボードの中です。意識して入れてあったものは忘れにくいですが、一時的に保管しておこうという意識で入れた物は、入れたこと自体を忘れがちです。さらに入れた物が小さな物だと、隅の方に追いやられて忘れ物がないか開けて確認したときに見えません。
具体的にどういった物がダッシュボードに入れたまま忘れやすいかというと、まず挙げられるのは指輪です。指輪は運転時に邪魔になると外すケースがよくありますし、小さいのでダッシュボードの隅に行きがちです。また、CDやDVDが入れっぱなしでそのまま廃車にしてしまうケースもよくあります。指輪に比べれば高価なものではありませんが、廃盤になっている古いCDとDVDは入手しづらいのでなくすと大変です。
床の陰になっている部分に硬貨を落とすと見つけにくい
次に車の床にお金を落としてそのままスクラップ工場へというケースが挙げられます。このケースの場合、お金は車両の中に忘れたというよりも、あったことに気がつかなかったということになるでしょう。
紙幣であれば床に落ちていれば目立つので、拾わずにディーラーに渡すのはまずあり得ないといえますが、硬貨の場合は陰になっているところに潜り込んでしまい、気づかないケースが十分考えられます。一円玉や五円玉といった小銭であればそれほど致命的ではありませんが、五百円玉だともったいないので車両を引き取ってもらう前に、懐中電灯で隅々を照らしてなにか落ちていないか確認するようにしましょう。もしかしたら、硬貨以外になくしたと思っていたものが見つかるかもしれません。
いつの間にか紛失したカードが車内にないか確認を
傘も車内に置き忘れやすいものの一つです。特に折りたたみ傘は黒一色のものが多く、暗い場所にあると気づきにくいです。傘もそれほど高価な物とはいえませんが、車内に置き忘れてしまうと買い直すことになり、もったいないので注意しましょう。
そして、近年、増えている車内での忘れ物としてカードが挙げられます。車の中でカードを整理したり、あるいは必要なカードがあるか確認しているとき、うっかり落としてそのままというケースです。クレジットカードやキャッシュカードはなくしたら大変なのですぐ探しますが、店が発行しているポイントカードは、なくしても再発行してもらえばいいと考えて、あまり積極的に探さない人が珍しくありません。ある程度、ポイントが溜まっていたら、その分の現金を放置して処分するようなものなので非常にもったいないです。