「バイクの廃車の手続きって難しいのだろうか・・・」「手続方法にはどのようなものがあるのか」「必要な書類や費用（料金）はどれくらいかかるのか」など、初めて廃車する人にとってバイクの廃車の手続方法は難しいと思う人が多いかもしれません。

バイクの廃車の種類とは

廃車というのは、正確には道路運送車両法の「抹消登録」です。バイクを廃車する時の「抹消登録」の種類をご紹介します。
バイクをどういった理由で廃車するのかによって、「抹消登録」の仕方が2種類あります。
まず一つ目は、「永久抹消登録」と言って、事故などでバイクに乗らなくなった時に行う廃車登録です。再登録をすることが出来ないため、そのバイクで二度と公道を走れなくなってしまいます。
二つ目は、「一時抹消登録」と言って、「病気で入院しなくてはならなくなった」「バイクを盗まれたけど戻ってくる可能性があるかもしれない」といった、バイクを一時的に使用しなくなった時の廃車登録です。 一時抹消登録の申請をした際に交付される書類と、必要書類を用意してから再度登録することでまた公道を走れるようになります。

廃車の手続きはバイクの排気量によって違う？

廃車手続きは排気量によって3段階に分けられます。
「125cc以下の原付バイク」の場合、ナンバープレートを管轄している市役所で手続きを行い、ナンバープレートを外して必要な書類と一緒に役所に持っていきます。役所で廃車証を受け取ったら解体業者に頼めます。次に「126cc以上250cc以下のバイク」は、陸運支局がナンバープレートを管轄しているので、そこにナンバープレートと必要書類を持っていき、軽自動車届出済証返納証明書を受け取ったら解体業者に頼めます。廃車手続きが終わったら忘れずに自賠責保険の解約手続きを行い、保険料の還付をします。
「251cc以上のバイク」も陸運支局で手続きを行います。自動車検査返納証明書を貰い、自動車税事務所に行って軽自動車税が来年度から発生しないよう手続きをしてもらいます。解体業者に自動車検査返納証明書を持って行って解体してもらい、賠責保険の解約手続きを行いましょう。

廃車にかかる費用は?

廃車にかかる費用がいくらかは状況によって異なります。
解体業者に登録車両の引取を頼む時の費用は、住んでいる地域や、解体業者の場所から登録車両の場所までの距離により変わります。自走可能だと自分で持ち込めるので無料になります。
ただ解体するだけの場合、解体業者によっては「鉄スクラップ代金」として3千円～1万円ほどのお金がもらえることがあります。なので、実際は廃車手続きをすることにより廃車する費用がかかるどころか少しだけプラスになる場合もあるのです。鉄料金は鉄相場によって変動するので、その時々によって違いがあります。
一括無料査定をやってくれる所もあるので、自分でやるのが面倒だなと思った時は買取業者に全て任せてしまうのもいいかもしれません。